デーツを長期間食べ続けた結果について｜栄養価と食べすぎによる影響を詳しく解説

デーツはナツメヤシから収穫できる栄養素を多く含んだ果実です。

海外の植物なので日本ではあまり馴染みが無いですが、最近ではデーツを食べることによる健康や美容への効果が期待されていることから国内でも注目され始めています。

今回は、そんなデーツを食べ続けた結果どのようなメリット・デメリットが起こり得るのかを分かり易く解説していきます。ぜひ参考にして下さいね。

そもそもデーツとは？

デーツ (dates) はナツメヤシ（ Phoenix dactylifera ）と呼ばれる植物から取れる果実です。

北アフリカや中東では主要な食品の1つで、これらの地域ではナツメヤシが広く栽培されています。

デーツは果肉が柔らかく干し柿や黒糖を感じるのような濃厚な甘さが特徴で、果物としてだけでなく砂糖代替品や乾燥果物・スイーツの材料としても利用されています。

干しブドウなどに比べ日本ではあまり馴染みの少ないドライフルーツですが、糖度が高い割に血糖値が上がりにくく栄養価も高いため、健康的な甘味として近年注目されている食材です。

デーツを長期間食べ続けたときのメリット

まずはデーツを食べることのメリットについて解説していきます。どんな良いことがあるのかをチェックしてみて下さいね。

様々な栄養素が補給できる

デーツには様々な栄養素が含まれているため健康に良い効果があるとされています。特にカルシウムや鉄分などのミネラルが多く含まれているため骨や腸の健康に役立ちます。

またビタミンCやEなどのビタミン類も多く含まれているので抗酸化作用も期待できます。

お通じが良くなる

食物繊維が豊富に含まれているのでお通じ改善の

日本食品標準成分表によるとデーツ100gあたり食物繊維は7.0gほど含まれています。

デーツに多く含まれている食物繊維は水に溶けにくい不溶性食物繊維です。

不溶性食物繊維は保水性が高いため胃や腸で水分を吸収してふくらむため、腸を刺激して便通を促す効果があります。

参考：日本食品標準成分表2020年版（八訂）
参考：食物繊維について：厚生労働省　e-ヘルスネット

デーツを食べ過ぎると起こり得るデメリット

糖質の過剰摂取に注意

デーツは糖分が多いため過剰に摂取すると血糖値の上昇や過度なカロリー摂取につながり、肥満・糖尿病などの健康リスクを引き起こす可能性があるので取り過ぎに注意しましょう。

太る原因になる

デーツを食べ過ぎると糖質の過剰摂取によって太ってしまう可能性があります。

とくに運動せずにデーツを食べ続けてしまうと糖質が消費されないまま体に蓄積してしまうので、自分の運動量に合わせた摂取量を心掛けるようにしましょう。

便秘や下痢を起こす可能性も

適切な量のデーツを食べていればお通じの改善に期待できますが、過剰に取り過ぎてしまうとお腹の調子を悪くする可能性があります。

デーツに含まれる食物繊維は水に溶けにくい不溶性食物繊維。

もともと便秘気味の方がデーツを大量に摂取してしまうと、便が大きくなり過ぎて腸内の流れを悪くしてしまうので注意しましょう。

デーツを食べる際には同時に水分も多く摂取するようにすると良いですよ。

デーツを食べるときの注意点

デーツを食べるメリットとデメリットを知っていただいたところで、デーツを食べるときの注意点について解説していきます。

一度にたくさん食べ過ぎない

デーツのデメリットを見ると分かりますが、全て過剰に食べ過ぎることが原因で悪影響が起こります。

あまりに美味しい果物なので一人で1袋くらいはペロリと食べることはできますが、一度に多量に食べてしまうと健康に悪影響を与える可能性が高いので、一度に食べる量は制限するのがおすすめです。

継続的に少しずつ摂取する

栄養価の高いデーツですが一度にたくさん食べるよりも、毎日少しずつデーツを食べる習慣を続けるのがおすすめ。

毎日少量ずつ食べることを長期間続けることで、糖質のとり過ぎなどのデメリットを防ぎつつ体に必要なミネラルや栄養素がしっかり補給されるので一番理想的な食べ方だと思います。

まとめ

今回はデーツを食べることで起こりうるメリットとデメリットについてまとめてみました。

デーツは栄養価の高い食材ですが、非常に甘く糖質がとても高いため食べる量には十分注意が必要です。

干し柿や黒糖を想わせる中毒性のある美味しさなので、ついつい食べ過ぎてしまうのも分かりますが一日の制限量を設けるなどして食べ過ぎを予防しましょう。

毎日少量ずつ食べることで鉄分やビタミンなどの栄養を継続的に得ることができるので、デーツはとてもおすすめできる食材と思います。

この記事が参考になれば嬉しいです。