鮮やかなオレンジ色の花が美しい君子蘭。
自宅で咲いた花を一目見ようと楽しみにしている方も多いと思います。
君子蘭の花を少しでも早く咲かせるために知っておいて欲しいポイントがあるので、この記事内で紹介していきますね。
君子蘭の特徴

一般的な呼び名 | 君子蘭(クンシラン) |
別名 | ウケザキクンシラン |
和名 | くんしらん |
学名 | Clivia miniata |
分類 | キジカクシ目・ヒガンバナ科・クンシラン属 |
形態 | 多年草 |
大きさ | 高さ40~50cm程度 |
開花時期 | 春先:4月~5月 |
原産国 | 南アフリカ、ナタール地方 |
日当り環境 | 半日陰が良い 強い光で葉焼けを起こしやすい |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
君子蘭は南アフリカ原産の植物なので基本的に寒さに弱いため、室内に取り込めるよう鉢植えで育てる方が殆どです。
株自体は大きくなり過ぎることは無いので、コンパクトで育てやすい植物ですよ。
『蘭』という名前はついていますが、君子蘭はラン科の仲間ではなく『ユリ科』の仲間になります。
君子蘭の花が咲かない主な理由と対策



君子蘭の花が咲かない主な理由とその対策をまとめてみました。
思い当たることが無いかチェックしてみて下さいね。
1|冬の低温に当てていない
可能性として一番高いのは低温に当てていないこと。
君子蘭は常に暖かい状態で管理していると花芽をつけることなく平々凡々と過ごしてしまいます。
植物は少しのストレスを与えると花芽をつけるという習性があり、君子蘭の場合は寒さストレスを受けることによって花芽をつけてくれます。
君子蘭が生育する適温は20℃前後ですが冬の間は5~10℃の環境に置いておくことで花芽をつけるスイッチが入り、春になると開花させることができます。
約2か月間ほどは寒さに当てておくようにしましょう。
2|そもそも株が未熟
もちろん小さい株の場合は花を着けてくれません。
君子蘭は種からも育てることができますが、それだと開花まで何年もかかってしまいます。
早く花が見たい場合は、すでに開花している株を株分けして育てるのがおすすめ。
3|肥料を与えすぎている
肥料は与えていればいいというものでもないんです。
過剰に与えると元気に成長しようと枝葉ばかりが伸びてしまい、花を咲かせない原因になります。
肥料は開花後に植物が疲れている時や植物の成長期に合わせて与えましょう。花芽をつける頃に与えすぎると花芽がつきません。
4|終わった花の処理をしていない
これは前年、君子蘭の花を咲かせている方への注意点。
花が咲き終わった花柄を切除せずに放置していると種ができてしまうので、そこに余計なエネルギーが使われます。
種や実を作ることは植物にとってかなりの負担になるんです。
環境によっては翌年の花芽をつけなくなる可能性もあるので、花が終わったら必ず種が付かないようにハサミなどで切除しておくことをおすすめします。
結論|君子蘭の花を咲かせるためのポイント
君子蘭の花を咲かせるためのポイントをまとめると以下の様なことになります。
- 冬の2か月程度5~10℃の低温に当てておく
- まずは株を高さ40cm程度までは大きく成長させる
- 秋以降は与える肥料の量は少なくて良い
- 花が終わったら花茎を切除する
君子蘭を育てるための関連記事
最後に君子蘭を育てるのに役立つ関連記事のご紹介です。
まとめ
この記事では君子蘭の花がなかなか咲かせられないという方の為に、花が咲かない理由とその対策方法についてまとめてみました。
今現在、君子蘭を育てている方のお役に立てたら嬉しいです。
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