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水差しでも増やすことのできるモンステラ。発根させた後はそのまま水耕栽培で育てることも可能ですが、大きく元気に育てたいと考えているのであれば『土への植え付け』がおすすめです。
でも、水差しして発根させたばかりの苗を土に移植するにはちょっとしたポイントがあるんです。そのポイントを知っているかどうかで失敗する確率がグンと減らすことができますよ。
この記事では、水差しして発根させたモンステラを土に移す方法を知りたい人のために、鉢植えに移し替える方法と失敗しないための注意点について詳しく解説しています。
土に植え付けしてからの管理についてもまとめているのでぜひ参考にして下さいね。
・水差ししたモンステラを土に植え付ける方法と注意点
・植え付けに必要なもの
・土に植え付け後に失敗しないための3つのポイント
まず初めに、水栽培から土に移し替えて育てることのメリットについて解説します。
1つ目のメリットは『水の管理が不要になる』という点。
水栽培は水の交換が必須なので、2、3日に一度はつけている水を綺麗なものと交換しなければいけませんよね。
【水の防腐剤】を入れると水が悪くなりにくくなりますが、全く水の交換が不要になる訳ではありません。水質が悪くなると悪臭の原因にもまるので、注意しておく必要があります。
その点土に植えておけば、水質を気にする必要がなくなるので管理が楽になります。
2つ目のメリットは『株が大きく育つ』という点。
水栽培はモンステラの株が大きく成長することはありません。その点がちょっとした棚などにおけるといったメリットにもなりますが、大きく見応えのあるモンステラを育てたいと考えているのであれば土に移し替えるのがおすすめ。
土に植え付けると鉢の中いっぱいにまで根っこを広げて成長を続けます。根が大きく成長することによって地上部の茎や葉の部分も大きく展開することに繋がっていくので、土栽培の方が大きく育つというわけです。
こんな風に考えている方は、水栽培よりも土栽培にするのがおすすめです。
モンステラの水差しは季節や気温・湿度などの条件が整っていれば2週間ほどで発根しはじめます。
その後2か月以上は、水差しのまま管理を続けてあげて根っこを十分に育ててあげましょう。
根がしっかり伸びてきたら土に植え替えの準備を進めてOKです。
水差しモンステラを土に植え付けする前に、必要なものを準備しておきましょう。
普段の観葉植物の植え替え時に必要なものばかりなので特段に特別なものはありませんが、土は水はけのよい『観葉植物用の土』を使いましょう。
このあとは、植え付け時に注意すべきポイントを2つ解説しています。
なんとなくで鉢のサイズを決めてモンステラを植え付けるのはNGです!
水差しでしようしていた容器と同等サイズの鉢、または一回り程度大きい鉢が適正なサイズになります。
「鉢が大きい分にはいいんでしょ?」と考える方もいるかもしれませんが、鉢が大きすぎると水やりをした後鉢の中の土が乾きにくくなってしまいます。
その状態が続くと鉢の中がずっと湿った状態になり、最終的には根腐れを起こしてモンステラの株が枯れてしまうこともあります。
小さすぎる鉢に植え付けてしまうと初めから根詰まりに近い状態で育苗することになってしまいます。
根詰まりすると水分や養分が上手に吸収できないので、モンステラの株が正常に成長しなくなってしまいます。
植え付けに使う鉢は、大き過ぎても小さ過ぎてもダメ。
水差し株のサイズをきちんと把握したうえで、そのサイズに合う鉢を準備するようにしましょう。
水差しで発根させた株は『水栽培』での環境になれているため、土に植え替えするだけでストレスが多くかかってしまいます。
なので、可能な限り大きなストレスをかけないようにする必要があるので、植え付けの際には根を切り詰めたりすることはせずにそのまま行うのがベターです。
あまりに根をいじりすぎてしまうと、環境の変化に適応できずそのまま枯れてしまう場合があるので注意するようにしましょう。
水差しをしていて根が黒くなっている箇所があれば、根が腐っている可能性があります。
そんなときは黒くなっている根を取り除いてから土に植え付けするようにしましょう。
水差し株を土に植え付けしたら、まずは水やりを行います。鉢底から水が出るまでしっかり与えてあげましょう。
水から土に環境が変わったばかりなので、土の中で根が育ち安定するまでは注意して管理します。
ここでは、植え付け直後の管理方法と注意点について紹介していきます。
モンステラは直射日光を嫌いますが、水から土に植え替えしたばかりの株はより注意が必要。
植え付け直後は、太陽の光をなるべく受けない場所で養生させるのがおすすめ。
1週間後あたりから少しずつカーテン越しの光をあてる場所に慣らすようにしましょう。
土に植え付けしたばかりのモンステラは、上手に水を吸い上げることができない場合があります。
植物の水分が不足すると葉焼けも起こりやすくなるため、少しの日差しでも影響を受ける可能性があるので注意が必要です。
植え付け直後の最初の作業は水やりです。その際は鉢底から水が出てくるのを確認するまでしっかり与えてあげましょう。
その後の水やりは、鉢の表面の土が乾くまでは与えなくてOK。鉢の表土が乾いてきたタイミングで水やりを行います。
水栽培だったから、たっぷり水が必要では・・・?
このように考える方もいるかもしれませんが、常に土が湿っている状態だとすぐに根腐れをおこして枯れてしまいます。
植え替えのタイミングは特にデリケートなので、きちんと管理してあげることが大事です。
植え付けと一緒に肥料を与えた方が早く育つのでは?・・・
こんな風に考える方がいるかもしれませんね。でもそれは絶対にNG。
水差し株を土に植え付けしたばかりの状態だと、根がしっかり成長していないので肥料成分を上手に分解吸収することができないんです。
逆に土の中に残る肥料成分によって根を痛めてしまう原因になるため絶対に肥料は与えないようにしましょう。
肥料を与えるのはモンステラの新しい根が土にしっかり根付いてから。まずは土に根付かせることが優先です。
この記事ではモンステラの水差し株を土に植え替えする方法を解説しました。
モンステラは水栽培でそのまま育てることもできますが、土での栽培と違って大きく育てることは不可能です。
大きな株に成長させたいのであれば、土への植え付けがおすすめなので、ぜひ土への移植にチャレンジしてみて下さいね。
水栽培から土へと環境がガラリと変わるので、モンステラが環境の変化に適応するまでの間は、よく状態を観察してあげるようにしてください。
植え付け直後は、環境変化への適応のために葉が部分的に枯れ落ちることもありますが、適応が完了すれば新たな芽を出してくれるのでそれまでこまめにチェックしてあげましょう。
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