ランタナは別名七変化(シチヘンゲ)とも呼ばれる、花色が時間とともに変化していく変わった特性を持つ花木です。
夏の暑さにも耐性があり、丈夫で育てやすいことから初心者にもおすすめできます。
今回はそんなランタナの株を増やすおすすめの方法を紹介するので、枯れた時の予備株や複数育てたいという方はぜひ参考にして下さいね。
ランタナの特徴
一般的な呼び名 | ランタナ |
別名 | シチヘンゲ |
和名 | 七変化 |
英名 | Lantana |
学名 | Lantana camara |
分類 | シソ目・クマツヅラ科・シチヘンゲ属 |
形態 | 低木 |
大きさ | 50cm~2m |
開花時期 | 5月~10月 |
原産国 | 南アメリカ |
日当り環境 | 日なたを好む |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
ランタナは南米を中心とする熱帯地方に自生する熱帯植物です。
花は小さくまとまって咲き、鮮やかなピンク・オレンジ・黄色・赤などの色があり、柑橘系やセージのような香りがします。
寒さには比較的弱いので雪の降るような地域では、越冬のために切り戻したり、ビニールで保温したりと一手間かける必要がありますよ。
ランタナはオーストラリアや東南アジアなどでは雑草扱いされるほど、繁殖力が強く野生化している植物です。
世界の侵略的外来種ワースト100に選定され、他の植物を駆逐する程に繁殖していくので、『地植えしてはいけない』と言われることも多いです。
詳しくは➡【毒性あり?ランタナを庭植えしてはいけない3つの理由】こちらの記事で解説しているので参考にして下さいね。
ランタナを増やす時期はいつがベスト?

ランタナは寒さには弱いので冬や春先だと生育温度に達していないことが殆どです。
そのため気温が低い11月~3月あたりまでは発根させることが難しく、挿し木などを行っても失敗に終わる可能性の方が高くなります。
株を増やすのであれば5月~9月の期間中に行うようにしましょう。
なかでも雨が多く湿度も高い6月~7月が最も成功率が高くなるので、ランタナの株を増やしたいなら雨季を狙って行うと良いですよ。
剪定と合わせて挿し木すれば、とても効率的に行えます。
ランタナのおすすめな増やし方|挿し木と水挿し



ランタナを増やす方法で一番簡単でおすすめなのが『挿し木』と『水挿し』です。
2つの方法について手順を以下にまとめているので参考にして下さいね。
挿し木する前に準備するもの
・挿し穂
・植木鉢
・挿し木用の土(赤玉土など肥料分が含まれていない新しいもの)
・よく切れるハサミ
・割りばしなどの棒(挿し穂を土に刺す時の穴あけ用)
挿し木の手順
ランタナを挿し木にする場合は、以下の手順で行えば簡単です。
- ランタナの親株から挿し穂を採取する(木化した部分が良いです)
- 水を張った容器に挿し穂を入れて水上げする(約1時間)
- 挿し木用の土に水やりをしてあらかじめ湿らせておく
- 細い棒を使って挿し穂を挿し込むための穴をあけておく
- 挿し穂の切り口部を傷めないように用土に挿し入れ、そっと土を寄せる
- 挿し穂がグラつかないように根元付近の土に圧をかける
ここまで準備ができたら最後に水やりをして、直射日光の当たらない明るい日陰に保管しておきましょう。
生育温度が保たれていれば、だいたい1ヶ月程度で発根します。新芽が出てくれば発根するサインなのでさらに1週間ほど経過したあと鉢上げするようにしましょう。
水差し(水挿し)で準備するもの
ここではランタナを水差しで発根させるために準備するものを紹介します。
・透明なコップなどの容器
・よく切れるハサミ
挿し穂を水の中にそのまま長期間置いておくので、発根の状態が見える透明な容器を準備しましょう。
透明な容器を使用すると水の汚れ具合が分かるので水の交換時期が分かり易いのでおすすめですよ。水が腐敗すると挿し穂も腐ってしまうので水の管理は必須と言えます。
水差し(水挿し)の手順
- ランタナの親株から挿し穂を採取する
- 水を入れた容器に挿し穂を入れて、直射日光の当たらない明るい日陰に保管
- 水が汚れたら定期的に交換する
あとは水を清潔に保つようにこまめに交換してあげれば約1ヶ月程度で白い根が生えてきますが、しっかり根が伸びてくるまでは土植えにしない方が良いです。
水差しで出た根は土植えへの環境の変化にすぐに対応できないため、水を吸い上げることが上手にできません。
そのため、根が少し伸びた程度で土植えしてしまうと、根から養分や水分が吸収できずに枯らせてしまう可能性があります。
まとめ
今回はランタナの株を増やす時期やその方法について紹介しました。
- ランタナを増やすベストシーズンは6月~7月の雨季
- ランタナの株を増やすなら挿し木か水挿しがおすすめ
- 剪定と合わせて挿し木すると効率的
ランタナは生育旺盛な植物なので、挿し穂が多く確保しやすいです。
失敗した時のことを考えて多めに挿し穂を採取しておくようにしましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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