龍眼(リュウガン)とライチの食味や育成の違いを実際の写真で分かりやすく紹介

【栽培者談】龍眼(リュウガン)とライチの違い|味や実の大きさ・開花や剪定など育て方まで比較して紹介
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『ライチ』と『リュウガン』実の色こそ違いますが、見た目がとても似ていて何が違うのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

今回は実際に『リュウガン』と『ライチ』を育てている私が、それぞれの特徴と違いについて解説していきます。

食味の違いの他にも育てる上での違いについても紹介しているのでぜひ参考にして下さいね。

この記事をよんでわかること
  • リュウガンとライチの食味に関する違い
  • リュウガンとライチの育て方に関する違い
  • 我が家の実物写真で見る比較
目次

リュウガンとライチの比較表

そもそもリュウガンとライチは同じムクロジ科の仲間。見た目が似ているのは当然と言えば当然なんです。

でもよく見てみると近縁種である2つの果物にもハッキリとした違いがあるので、ここでは比較表を用いてまとめてみました。

『食味に関する比較』と『育て方に関する比較』に分けて紹介するのでぜひご覧ください。

食味に関する比較

私自身の感想や実際に食べてみた人からの感想も含めたリアルな比較表になっています。

スクロールできます
比較項目リュウガンライチ
果実の大きさ
果実の重さ
果肉の色
食べ応え
食感
味わい
保存
直径2.5~3cm
1玉15g~20gほど
透明感のある白
可食部が少ない
サクサクに近い食感
甘みがとても強く酸味無し
常温2日程度 要冷蔵
直径3~4cm
1玉25g~30gほど
透明感のある白
可食部が多く果汁が多い
プニプニした食感
酸味と甘み両方感じられる
常温2日程度 要冷蔵
リュウガンとライチの食味に関する比較

リュウガンはライチと比べて果実が小さいうえ、果実の中には直径1.5cmほどの黒い種が入っているので可食部自体は少ないです。そのため食べ応えという点でみると物足りなく感じてしまう方もいるかもしれません。

リュウガンの種
リュウガンの種

ライチは実が大きいので可食部が多く果汁がリュウガンよりも多いのが特徴です。

味に関してはそれぞれ全く違います。リュウガンは酸味が全くなくとにかく甘みが強いのが特徴で、ライチは甘みを引き立てる酸味が一緒に楽しめるのが特徴と言えます。以前リュウガンの糖度を測ったことがありますが20度近い数値が出ていましたよ。

リュウガンを糖度計で測った数値
リュウガンを糖度計で測った数値

食感はそれぞれの果実に含まれる水分量が関係しているのかなという印象で、リュウガンは噛むとシャリシャリ・サクサク感が強いのに対して、ライチは水分を多く含んだ果肉を食べている感覚です。

味わいと食感に関しては好みが分かれると思うので、ぜひ一度両方の果実を食べ比べしてみると良いと思いますよ。

育て方に関する比較

実際に育ててみた中でリュウガンとライチの違いをそれぞれまとめてみました。

スクロールできます
比較項目リュウガンライチ
原産地
生育適温
生長停止気温
成木の耐寒性
開花時期
受粉率
剪定時期
収穫時期
収穫目安
苗の増やし方
インド・中国・東南アジア
20~28℃
11℃以下で生長停止
-4℃ほどの一時的な低温まで
3月~4月頃
良い
6月~7月(着果時期)
9月~10月
色の変化が少ないため分かり辛い
実生・取り木・接ぎ木
中国南部
20~28℃
11℃以下で生長停止
-2℃ほどの一時的な低温まで
3月~4月頃
悪い
8月(収穫後)
7月
赤く色づいたら収穫
実生・取り木
リュウガンとライチの育て方に関する比較

まず大きく違うのは収穫する時期、ライチは開花後約4か月程度で早々と収穫できるのに対してリュウガンは収穫まで6か月程度かかります。

剪定の仕方にも大きな違いがあり、ライチは収穫後に全ての枝を切り戻しして翌年のために新しい芽を沢山つけさせます。リュウガンの場合、収穫のタイミングにはすでに翌年の花芽の準備が済んでいるため切り戻しを行ってしまうと来年の実が収穫できなくなってしまいます。

また、苗の増やし方もリュウガンなら接ぎ木・取り木ともに可能ですが、ライチの場合は接ぎ木が難しい品種のため取り木苗を利用するのが一般的です。

リュウガンとライチの実際の写真を見て比較

ここからはリュウガンとライチの実際の写真を見比べて、実の色や形などの違いを感じてもらえたらと思います。

我が家のリュウガンの写真

リュウガンの花芽
リュウガンの新芽と花芽【4月】

春になり暖かくなってくる頃にリュウガンは花芽を出します。上の写真は花芽だけが付いた枝。

葉っぱが無く花芽だけが付いている枝は収穫後に枯れてしまう枝になります。

リュウガンの新芽
リュウガンの赤い新芽と花芽

そして上の写真は新芽と一緒に花芽があがっている枝の様子です。こちらの枝葉収穫が済んでもそのまま成長を続けていく枝になります。頂部から新芽を展開しながら上方にどんどん伸びて成長していきます。

リュウガンの花
リュウガンの花と小蜂

リュウガンの花のアップ写真です↑

よく見ると小さな鉢が近寄っているのが分かると思います。リュウガンの花が咲くとミツバチなどの昆虫が集まってくるので自然に受粉させることができます。

リュウガンの花
リュウガンの花【開花時期終盤】

花は密集してたくさん咲くので基本的には受粉しやすいですが、ライチ同様に雨に当たると受粉できなくなるため、もし鉢植えで育てるのであれば開花に合わせてハウスに移動するなど対策が必要になります。

リュウガンの実

リュウガンは完熟しても果皮の色があまり変化しないので収穫のタイミングが分かりづらいのが悩みどころです。

リュウガンの実

微妙な色の違いや指で押したときの柔らかさであるていど判断はできるのですが、もし収穫のタイミングが分からないのであれば、試しに1個食べてみて判断するのがおすすめです。

1つの果実が熟していれば、そこに連なっている果実の多くは熟していると判断できますよ。

我が家のライチの写真

ここからはライチの実際の写真を見ながら違いや特徴を紹介していきます。

ライチの花芽
ライチの花芽

ライチの花はリュウガン同様3月~4月頃に開花します。

ライチの花
ライチの花

ライチの受粉率が低いことは先ほどお伝えしましたが、ライチには雄花と雌花があり両方の花が一緒に出ているタイミングが短いということも受粉率が低い理由の一つといえます。

雄花と雌花の出るタイミングは品種によって違うので、別々の品種を育てると受粉率が比較的向上することが分かっています。もし複数の株を育てるのであれば違う品種を育てるのがおすすめですよ。

結実したライチの幼果
ライチの幼果

受粉が成功するとライチの花が落ちたあと緑色の『幼果』が残ります。

ライチの未成熟果
ライチの未成熟果

幼果は5月から6月にかけて少しずつ肥大していき、4か月程度で赤みを帯び始めます。

ライチの果実

7月になるとライチの果実は重くなるため下向きに枝垂れた状態で収穫の時を待ちます。

深紅の果実が幾つも吊り下がっている姿はとても綺麗ですよ。

ライチの果実 収穫後
ライチの果実

緑色の品種もあるようですが、ライチは基本的に収穫時期になると赤く色づくので収穫の判断がしやすいです。

ライチの果肉の色

果肉はリュウガン同様に透明感のある白色をしています。リュウガンよりも果肉に水分が多くプルプルしていますよ。

まとめ

今回はリュウガンとライチの『食味』と『育て方』の違いを実際の写真付きで紹介しました。

見た目が似ている二つの果物ですが、味は全く違いますし、育て方においても大きく違うポイントが幾つもありましたね。

この記事を読んでリュウガンとライチに興味を持った方は、まずは二つの果物を食べてみて下さいね。

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