龍眼(リュウガン)の耐寒性や栽培の仕方・収穫の目安について写真付きで詳しく解説

リュウガンの育て方 耐寒性や栽培の仕方 収穫目安まで詳しく解説
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小粒でも食べた時に甘さが口の中いっぱいに広がるリュウガン。台湾や東南アジアに旅行に行った際に宿泊先や市場などで食べる機会がありますよね。

輸入品が多いリュウガンですが自宅で栽培したものを食べてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はリュウガンを育てる方法について解説していきます。

目次

リュウガンの生育適温と耐寒性

リュウガンの花芽
リュウガンの花芽【4月】

リュウガンは近縁種であるライチよりも耐寒性があります。生育適温と耐寒性については以下の通りです。

  • 生育適温:20~28℃
  • 成長停止気温:11℃以下
  • 5℃程度までなら耐える

リュウガンの木が成長して成木になると耐寒性は比較的高くなるので、一時的であればマイナス5℃程度の寒さであれば耐えられるようになります。

とはいえ枯らせてしまうと悲しいものがあるので、寒い地域でリュウガンを育てたいという場合。大きめの鉢植えでの栽培する方法がおすすめです。

この方法なら寒くなる時期に室内に移動することができ、霜や雪を避けることも可能になります。

できれば小さくても構わないので小型のビニールハウスの中にリュウガンの大鉢を入れて栽培する方法が一番理想的かと思います。

リュウガンの苗は接ぎ木か取り木がおすすめ

リュウガンを育てるなら『接ぎ木苗』か『取り木苗』がおすすめです。その理由は実生苗よりも早く結実するからですね。

リュウガンの場合『接ぎ木苗』『取り木苗』どちらも普段から販売しているものではないので、手に入れたいのであれば常にショップをチェックするようにしましょう。

メルカリやヤフオクなどでも出品されることが多いので、検索条件を保存しておくなど出品に合わせて通知が来るように設定すると良いですよ。

栽培スケジュール

リュウガンの1年間の栽培スケジュールについて解説します。

スクロールできます
リュウガンの生育新芽の成長主な作業
1月花芽形成の時期
2月花芽形成の時期
3月花芽の開花時期春梢伸長春肥施肥
4月花芽の開花時期春梢伸長
5月果実の肥大時期着果していない枝の切り戻し作業
6月果実の肥大時期夏肥施肥
7月果実の肥大時期夏梢伸長
8月果実の肥大時期夏梢伸長
9月成熟 収穫期
10月成熟 収穫期秋肥施肥
11月花芽形成の時期冬の寒さ対策
12月花芽形成の時期
リュウガン栽培の年間スケジュール

リュウガンは冬の寒さでストレスを感じたタイミングで花芽を形成し、3~4月頃に花を咲かせます。

リュウガンの受粉率はそこそこ高いので、花さえ咲かせることができれば春にミツバチなどの昆虫が受粉を行い自然に結実してくれます。

リュウガンは収穫後に切り戻し剪定をしてはいけない

一般的な果樹を育てる場合、果物を収穫したあとは実が付いた枝を剪定することが多いですが、リュウガンは収穫後の切り戻し剪定を行ってしまうと翌年に収穫できるリュウガンが採れなくなってしまいます。

その理由はリュウガンの収穫時期と花芽分化の時期の近さにあります。

リュウガンは9~10月に収穫を行いますがそのすぐ直後11月には花芽分化するため、収穫後にすべての枝を切り戻してしまうと花芽を着けることのできる枝が無くなってしまいます。これでは花が咲かず実もならないので翌年の収穫は0ということになります。

そのためリュウガンを育てる場合は収穫後に切り戻し剪定を行わないようにしましょう。

剪定作業は開花し実が付いたタイミングで実が付いていない枝を切り戻して、翌年に実を付けさせるための予備枝を作るという作業が中心となります。

リュウガンの実際の収穫までの様子

リュウガンの新芽
リュウガンの新芽と花芽【4月】

4月に赤い新芽とともに花芽が上がりました。上の写真の丸くなっている芽がリュウガンの花芽です。

ここから次々に小さな花が咲き始めます。

リュウガンの花
リュウガンの花【4月】

こちらの写真がリュウガンの花の様子です。

リュウガンの花には雄花と雌花がありますが、一旦花が咲き出すと次々に咲くのでご覧の通り判別不能となります。でもミツバチや蟻など様々な虫たちが集まってくるので自然に受粉されます。

リュウガンの実の肥大期
リュウガンの実【8月】

開花・受粉して3か月も過ぎるとだいぶリュウガンらしい形と色になってきます。

品種によっては収穫が10月になるものもありますが、主に収穫時期は9月。

リュウガンの収穫判断

リュウガンの実
リュウガンの実【9月】

リュウガンは収穫判断がちょっと分かりづらいのが難点。

完熟しても実が落下したり大きく変化がないのがリュウガンの特徴です。食べごろを見分けるポイントをまとめたので参考にして下さいね。

リュウガンの収穫 判断方法
  • 茶色の濃淡で判断する
  • 果実を押してみて判断
  • とりあえず1個食べてみる

1|茶色の濃淡で判断する

果実の色が大きく変化しないリュウガンですが、よく見ると同じ茶色でも濃淡が違っています。

最初は分からないかもしれませんが、黒味を帯びたものは熟していると判断できるようになると思います。以下の判断方法と組み合わせて活用してみて下さいね。

2|果実を押してみて判断

リュウガンの実を親指と人差し指で挟んで圧をかけてみましょう。未熟なリュウガンの実は中身も硬いので指で押しても硬さを感じると思います。

熟したものは殻ごと押したとしてもブニブニと形が変わるくらい柔らかくなっているので、すぐに判断できます。

3|とりあえず1個食べてみる

上記の方法でも分からない時は、とりあえず1つ食べてみる方が早いです。上の方法での答え合わせのつもりで試しに食べてみましょう。

リュウガンはよほど早く収穫しない限りは、甘みがしっかり感じられるので大外れすることはまずないと思います。

柑橘類などの他の果物のように『酸っぱくて食べられない』ということは少ないです。

試しに食べた1つが甘くて美味しかったとしたら、その枝に付いているリュウガンの実はすべて熟している可能性が高いのでまとめて収穫できると判断することもできますよ。

これら3つの方法を駆使して美味しいリュウガンの収穫時期を見定めてみて下さいね。

まとめ

この記事ではリュウガンの育て方や収穫のタイミングなどについて解説しました。

この記事の内容をまとめると
  • 生育適温:20~28℃
  • 成長停止気温:11℃以下
  • 5℃程度までなら耐える
  • 寒い地域で育てるなら大鉢栽培がおすすめ
  • 苗は接ぎ木か取り木のもの
  • 収穫後に切り戻し剪定はNG
  • リュウガンは収穫の判断が難しい
    • 茶色の濃淡で判断する
    • 果実を押してみて判断
    • とりあえず1個食べてみる

生のリュウガンは国内産でしか味わえない特別なもの。それも摘みたての一番フレッシュな状態のリュウガンを味わえるのは自分で育てたものでしか味わえないと思います。

ぜひリュウガンの育成にチャレンジしてみて下さいね。この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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