ポインセチアを赤くする短日処理はいつまでに行う?短日処理しない場合どうなるかについても詳しく解説

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ポインセチアは短日植物と呼ばれる日照時間が短くなると花芽がつく特殊な性質を持つ樹木です。

ポインセチアを自分で色付かせるためには『短日処理』を行うのが基本とされていますよね。

でも12月のクリスマスシーズンまでに色付かせるためにはいつ頃短日処理を行う必要があるのでしょう?

また、短日処理を行わない場合はポインセチアはどうなってしまうのでしょうか?

そんな疑問を解消するために今回はポインセチアの短日処理について解説しているので、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

目次

ポインセチアの特徴

一般的な呼び名ポインセチア
別名クリスマスフラワー
和名猩々木(ショウジョウボク)
英名Poinsettia
学名Euphorbia pulcherrima
分類キントラノオ目・トウダイグサ科・トウダイグサ属
形態常緑性低木
大きさ50cm~2m
開花時期12月~2月
原産国メキシコ・中央アメリカ
日当り環境日なたを好む
耐寒性弱い
耐暑性やや弱い

ポインセチアの短日処理とは?

ポインセチア 苞 花

ポインセチアは日光を浴びる時間が11時間程度を下回ると花芽をつけ、葉を赤やピンク色に色付けます。

逆を言えば、夜が12~13時間ほどの長さになると自然とポインセチアには花が咲くということになります。

しかし、ポインセチアは外灯や室内の照明などの人工の明かりでも反応してしまうため、花芽をつけさせるためには夜間は人工の明かりも当たらない暗い場所で管理する必要があります。

人工の明かりがポインセチアに当たることを回避するために、株にダンボールや黒いビニールシートを被せて光を完全に遮って暗い状態を作ってあげることを「短日処理」といいます。

短日処理の方法についてはコチラの記事で解説しているので参考にして下さい↓

短日処理はいつまでに行うべき?

ポインセチア 花

短日処理を始めてポインセチアに花芽が付き葉が色付くまでには、だいたい50日ほどかかります。

そのため、葉を色付かせたい時期から逆算して短日処理を行うようにしましょう。

基本的にポインセチアは12月のクリスマスシーズンに色付くようにしたいですよね?その場合は9月下旬あたりから短日処理を行うのがおすすめです。

その間、短日処理を毎日続ける必要があるので大変ですが、花芽が展開したり苞が日々赤く変化していくのが見られるので、意外と楽しみながらできると思いますよ。

短日処理しないとどうなるの?

ポインセチア 地植え

短日処理をせずに、夜間も室内の明かりを当てているとどうなるのでしょうか。

ポインセチアは室内照明の明かりにも反応するため、日が短くなっていることに気付いていない状態になっています。

そのため花芽分化することなく冬を迎えることになります。

鮮やかで美しい葉色が楽しめないのは残念ですが、植物にとって『開花』は負担になるイベントなのでまだ育成中の株や苗を育てている場合は無理に短日処理をしない方が良い場合もあります。

短日処理は必要に応じて行うようにしましょう。

まとめ

今回の記事ではポインセチアの短日処理について解説しました。

この記事の要点まとめ
  • 短日処理を始めて色づくまでは50日ほどかかる
  • 花を付けずに成長を優先させる場合は短日処理を行わない方が良い

夜間明るい場所でポインセチアを色付けさせたい場合は短日処理をする必要があります。

毎日行う必要があるので大変ですが、毎年クリスマスシーズンに綺麗に色付いたポインセチアを楽しむためには必要な作業です。

花芽の成長や葉色の変化を楽しみながら短日処理を継続して下さいね。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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