ユーカリの地植えで注意すべきこと｜毒性についてと庭に植えてはいけないと言われる理由を解説

コアラが食べる樹木ということで有名なユーカリの木。世界中には約６００種類ものユーカリがあります。

シルバーがかった緑色の葉は観葉植物として人気があり、自宅で育てている方も多いと思います。

自宅のシンボルツリーとして庭への植え付けを検討する方が多いと言われるユーカリですが、実際に植え付けしたあとで後悔してしまったという方も意外と多いんです。

そこで今回の記事では…

• ユーカリとはどんな植物か？
• ユーカリを地植えしてはいけない理由
• ユーカリの毒性

これらの内容を分かりやすくまとめましたので、ぜひ参考にして下さいね。

ユーカリとはどんな植物？

ユーカリは世界に約９００種類も存在しています。多くのものが常緑高木で原産地では樹高が７０ｍ近くにまで成長しているものもあります。とても大きく成長する植物です。

葉に香りがある品種があり、ユーカリ精油を抽出したものをアロマとして利用する方もいます。

ユーカリを地植えする際の注意点

ユーカリの葉や花には消毒・消炎・殺菌・抗菌効果などの効果があるとされていますが、薬になるものでも使い方を間違えると毒性があるように、色々な効果があるユーカリにも毒性があります。

１｜ユーカリには毒性がある

ユーカリの葉や茎にはシアン化水素水溶液という毒性が含まれます。これは完熟していない桃や梅にも含まれる成分です。

人が葉っぱ1枚程度食べたとしても急に重篤な症状になることはありませんが、体が小さな犬や猫などのペットの誤食には気をつける必要があります。

また、ユーカリの精油を蒸気発生装置を使って気発させた際に中毒を起こすケースもみられるので注意しましょう。特に喘息を患っている方や乳幼児の近くで行うのはとても危険です。

このように、ユーカリには毒性が含まれているためペットや小さなお子さんへの影響も考慮したうえで地植えするのがおすすめです。

２｜ユーカリの木はすぐに大きく成長する

ユーカリの木は樹勢が強いためとても育てやすい植物です。

その反面、年々大きく成長していくので、植え付ける場所をいったん間違ってしまうと他の植物の成長を妨げたり、家屋に影響が出てしまい後悔するケースが多いです。

台風などでユーカリの枝が折れて落下するリスクや、ユーカリの木が倒伏することもよく考えたうえで、植え付けする場所を検討するようにしましょう。

まとめ

今回の記事ではユーカリを地植えする際に注意すべきことをまとめてみました。

シンボルツリーとして自宅庭に植えたいユーカリの木ですが、木の高さが大きくなり過ぎて困ってしまうケースが結構多いです。

１０年経ってユーカリの木が大きく成長したとしても問題のない場所に地植えするようにしましょう。