金木犀(キンモクセイ)をシンボルツリーとして植えてはいけない理由を分かりやすく解説

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三大芳香木の一つに数えられるほど花の香りに特徴のある金木犀。

自宅にシンボルツリーとして植えようか検討していた時に『金木犀は庭に植えてはいけない!』と言われた経験ありませんか?

私自身も以前に金木犀を植えようとして、庭植えしない方が良いと言われたことがあります。

ではなぜ金木犀を庭植えしない方がよいのでしょうか?

今回の記事では『金木犀を庭植えしてはいけない3つの理由』について詳しく解説しています。

目次

金木犀(キンモクセイ)とは?特徴について

一般的な呼び名キンモクセイ
別名
和名金木犀
英名fragrant olive
学名Osmanthus fragrans var.aurantiacus
分類シソ目・モクセイ科・モクセイ属
形態常緑広葉樹 小高木
大きさ4m~18m
開花時期9月~10月
原産国中国
日当り環境日なたを好む
耐寒性やや弱い
耐暑性強い

金木犀の名前は木の樹皮が動物のサイ(犀)の足の形状に似ていることから中国で『木犀』と名付けられ、【ギンモクセイ】の白い花色に対して、本種のオレンジ色の花色を金色に見立てたことがこの名前が付けられた由来とされています。

日本には江戸時代に中国から渡来し、その後挿し木によって全国各地に植栽が広まりました。

寒さに若干弱い性質があるため東北南部までが栽培の北限と言われています。

秋にオレンジ色の花が咲くととても甘い香りがあたりに広まります。『ジンチョウゲ』『クチナシ』と合わせて日本の三大芳香木と呼ばれる花木です。

『金木犀を植えてはいけない』と言われる3つの理由

金木犀

金木犀を庭に植えてしまうとどんなことになるのか、そのデメリットともいえる一面を3つ紹介していきます。

金木犀を庭植えする3つのデメリット
  1. 匂いが強い
  2. 金木犀の木は大きくなり過ぎる
  3. 虫がつきやすい

1|匂いが強い

金木犀は三大芳香木の1つに数えられる香りの強い花木です。秋になるとオレンジ色の花が咲いて香りがあたり一面に広がります。

そのため匂いに敏感な方の場合、自宅の窓を開けていて入ってくる香りに気分を害するケースもあります。

また、自宅のまわりに他の方の住居が密集している場合は注意が必要です。

自分が金木犀の香りが好きでも、ご近所の方全員が好きかどうかは分かりません。香りの好みも人それぞれなので花の香りが元になってご近所トラブルに発展してしまうリスクも考えておく必要があります。

2|金木犀の木は大きくなり過ぎる

金木犀は順調に成長すると4mを超える巨木に成長します。

あまりにも大きく育て過ぎて他の植物に日が当たらなくなったり、自宅に日が入らなくなることも…。

あらかじめ大きくなることを想定しつつ、植える場所はよく検討するようにしましょう。

また、樹体が大きく育つので、そのぶん根を張る力も強いです。

家屋など建物や構造物の近くに金木犀を植えてしまうと、横に広がる根の力によって建物の基礎が動いてしまったり、建造物が歪んでヒビが入ったりといったトラブルになる可能性があります。

建物の近くに植えるのは止めておきましょう。

3|虫がつきやすい

金木犀には葉を食べにくる害虫が寄り付くことが多いです。

とくに毛虫は多く、季節によってはたくさんの毛虫が糸を垂らしてぶら下がっていたり、頭上に落下してきたりと迷惑なことになります。

虫嫌いな方は金木犀を庭植えするのは、あまりおすすめしません。

まとめ

今回は『金木犀を植えてはいけない』とされる3つの理由について解説しました。

この記事の要点まとめ
  • 金木犀の匂いがご近所に与える影響を考えておきましょう
  • 予め大きく育つことを想定して地植えしましょう
  • 毛虫がつきやすいことを知っておきましょう

今回紹介した庭植えのデメリットともいえることを知ったうえで、『全く問題ない!』という方はもちろん金木犀を植えても大丈夫です。

少しでも躊躇した場合は、もうすこし庭に植えるかどうかを検討してから行動を進めるようにしましょう。

この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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