秋になると鮮やかな色に紅葉するコキア。
丸みのある枝葉は可愛らしさもあり室内の観葉植物としても人気ですよね。
春に芽吹き秋には枯れてしまう一年草ですが、夏の暑さにも強く育てやすいことも人気の理由の一つ。
今回の記事ではコキアを上手に育てるための情報をまとめてみましたのでぜひ参考にして下さいね。
コキアの特徴について
一般的な呼び名 | コキア |
別名 | ホウキグサ |
和名 | ホウキギ・箒木 |
英名 | summer cypress・mock cypress |
学名 | Bassia scoparia |
分類 | ナデシコ目・ヒユ科・バッシア属 |
形態 | 一年草 |
大きさ | 50cm~1m |
開花時期 | 6月~11月|紅葉:10月~11月 |
原産国 | 西アジア・中央アジア |
日当り環境 | 日なたを好む |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
コキアは別の呼び名で『箒木』『箒草』と呼ばれる雌雄同株の一年草です。
その和名の通り、刈り取った枝葉を日陰で干して『草帚』をつくるのに利用される植物になります。
花が咲くイメージのないコキアですが、夏になると淡い黄緑色をした花をたくさん咲かせてくれます。でも花が小さくて目立たないので気が付かない人が多いのも頷けますね。
花は雄花雌花があり花びらは無くおしべ5本・めしべ1本があり、そのめしべの中に種が作られます。
花は淡黄緑色で、小さくて目立たず、雄花雌花があります。
コキアの株は通常緑色をしていますが、秋になり気温が下がってくると紅葉して鮮やかな赤色に変化していきます。
紅葉する草花としてよく知られていますよね。季節の移り変わりが楽しめる珍しい草花です。
コキアを育てるポイント

日当り・置き場所
コキアは真夏の暑さの中でも元気に育つとても強い植物です。直射日光を浴びても平気なので、できるだけ日の当たる場所で育てるようにしましょう。
屋外に地植えする際には日当りが良い場所かを事前にチェックしておくと良いですね。
室内で鉢に入れて育てるのであれば、窓際やベランダなど日中は日当りのよい場所に移動させておくと元気に成長してくれますよ。
水やり
コキアは湿った状態よりも乾燥気味に育てる方が合っています。
原産地では砂利が混ざった過酷な環境でも育つ植物なので、乾燥にも比較的強い生命力のある植物なんです。
庭植えの場合は基本的に水やりの必要はありません。自然に降る雨だけでも充分成長してくれますよ。
鉢での栽培は水やり頻度に注意しましょう。水を与えすぎて多湿になると根腐れをおこし枯れてしまいます。
必ず鉢の表土が完全に乾いたことが確認できてから、鉢底から水が流れ出る量の水を与えるようにしましょう。
肥料
コキアは元々やせ地でもよく育つ特性を持つ植物なので、肥料はあまり必要ありません。
肥料を与えすぎると根を傷める原因になりますし、枝葉が無駄に伸びすぎてしまい樹形を乱す要因にもなります。
もし肥料を与えたいのであれば、速効性のある化学肥料は使わずにゆっくり長時間肥効が続く緩効性化学肥料の置き肥を株元に置いてあげるのがおすすめです。
害虫や病気
コキアを枯らすような害虫や病気はいないので心配しなくても大丈夫です。
日当りの良い場所で育てていれば害虫や病気になることは殆どありませんが、日当たりの悪い水はけの悪い場所に植え付けたりすると、害虫が寄り付いたり『灰色かび病』になってしまったりするので育てる環境はきちんとチェックするようにしましょう。
コキアを枯らせてしまう原因



コキアは1年草なので晩春に植え付けして秋には紅葉して自然と枯れていく植物です。
そのため紅葉するより前に枯れることは基本的にありません。
しかし、水やり頻度による影響や強風で株が倒伏しやすいなどの理由からコキアを枯らせてしまう人は結構多いです。
コキアを枯らせてしまう原因と対策について詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
コキアの育て方|トラブル・管理方法
コキアを実際に育ててみると、思い通りに色付かなかったり様々なトラブルが起こりますよね?
よくあるトラブルについて以下の別記事に内容をまとめましたので、よかったら参考にして下さい。
コキアの増やし方



コキアの株を増やす方法は基本的に成熟した種を採取して利用します。種は秋に紅葉したあとで採取することができます。
コキアは植え替えで根を傷めてしまうとそのまま枯れてしまうケースもあります。
種から発芽させてポットから植え替え行う際には、最新の注意を払いながら植え替えを行うようにしましょう。
枯らせてしまうのが心配な場合は、種から育てるよりも苗で購入する方がリスクが少ないのでおすすめです。
コキアに関する情報
以下の記事ではコキアに関する豆知識やコキアの絶景が楽しめるスポットなどを紹介しています。
興味のある内容があればチェックしてみて下さいね。
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