コキアの種まき時期と種の取り方｜地植えする際に失敗しない植え方を解説

秋になると鮮やかな色に紅葉してくれるコキア。

1年草の植物なので秋や冬になると、翌年の種を作って枯れてしまいます。

そんなコキアですが、種まきをするタイミングや熟した種の取り方について分からない方も多いのではないでしょうか？

そこで今回の記事では、コキアの種まき時期と種の取り方、そして地植えする際に失敗しないための植え方などについて詳しく解説しています。

この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

コキアの特徴

コキアは別の呼び名で『箒木』『箒草』と呼ばれる雌雄同株の一年草です。

その和名の通り、刈り取った枝葉を日陰で干して『草帚』をつくるのに利用される植物になります。

花が咲くイメージのないコキアですが、夏になると淡い黄緑色をした花をたくさん咲かせてくれます。でも花が小さくて目立たないので気が付かない人が多いのも頷けますね。

花は雄花雌花があり花びらは無くおしべ5本・めしべ1本があり、そのめしべの中に種が作られます。

花は淡黄緑色で、小さくて目立たず、雄花雌花があります。

コキアの株は通常緑色をしていますが、秋になり気温が下がってくると紅葉して鮮やかな赤色に変化していきます。

紅葉する草花としてよく知られていますよね。季節の移り変わりが楽しめる珍しい草花です。

コキアの種まきをする時期

コキアが発芽するのは気温が１５℃を越えたあたりからになります。

地域によっても変わりますが、冬が明けて暖かくなり雪や霜の心配がなくなる4月頃にまくのがおすすめです。

コキアは夏に強い植物のため夏ころまで種まきで発芽させることもできますが、種まき時期が遅いとコキアがあまり成長しないまま秋を迎え枯れてしまいます。

コキアは1年草なのでできるだけ早い時期に植え付けてあげることで、大きく成長した姿を楽しむことができますよ。

コキアの苗を植え付けする時期

種まきの他、ホームセンターや園芸店などでコキアの苗を購入することもできます。

基本的には苗の植え付けも種まきの時期と同じ４月頃に行うのがおすすめです。

種よりも早く大きく成長するので、コキアの秋の色付きを楽しむことができますね。

コキアの種を取る時期と取り方について

コキアは夏を過ぎると花を咲かせて、秋になると種をたくさん作ります。

花は花びらを持たないため咲いていることに気付かないほどあまり目立ちませんが、９月頃になると種が熟して回収できるようになります。

コキアの種を回収したい方は、夏の開花から秋の種の成熟まで一度日々の変化をチェックしてみると良いですよ。

コキアを地植えする際のポイント

コキアを地植えするタイミングは4〜5月頃に行うのが適期で。

鉢植え・地植えともに苗がすっぽり入るくらいの植え穴を掘り、根についた土を崩さないまま植え付けていきましょう。

地植えの際は他の植物との間隔を30～40cmほど空けておくと樹形が良くしっかり成長してくれます。

また、コキアはこんもりした形状から根元から倒伏しやすいので、風が強い場所での栽培や強い風が吹く可能性がある場合には支柱を立ててサポートしてあげましょう。

まとめ

今回はコキアの種まき・種取りの時期、地植えする際の注意点について解説しました。

秋にコキアの種を収穫しておくことで、また来年もコキアの育成を楽しむことができます。

今年育成を失敗してもまた来年チャレンジできるので、ぜひ種の採取を行っておきましょうね。

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