日本全国で見られるアセビ。春の頃になると鈴なりになった可愛らしい花が咲く樹木ですが、実は毒性を含む植物ということはご存じでしょうか?
人はさすがに口にしなくても、愛犬などのペットが落ちた果実を食べてしまう可能性もあります。
今回の記事ではアセビの毒性を深堀りして解説しているのでぜひ参考にして下さいね。
アセビの基本情報
科名 | ツツジ科 |
属名 | アセビ属 |
学名 | Pieris japonica subsp.japonica |
別名 | 馬酔木・梫木 |
原産地 | 日本全国に自生(本州・四国・九州) |
アセビの生育特性 | |
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樹高 | 2m~4mほど |
開花時期 | 3月~5月 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
アセビの毒性について
アセビは馬が食べると酒に酔ったようにふらふらとした足取りになってしまう程の毒性を持つ植物と言われていて、その例えからアセビは『馬酔木』とも呼ばれてています。
その『馬酔木』の名前の通り、アセビの葉を食べると体の大きい馬でさえも体が痺れてしまうほど強い毒性を持ちます。
自然の中で生きる野生動物は、毒性を嗅ぎ分ける本能が発達しているためアセビを食べることはまずあり得ませんが、好奇心で口に咥えてしまったり、遊び食べをする好奇心が旺盛な飼い犬の場合は食べてしまう可能性があるので注意が必要です。
アセビに含まれる有毒成分について
アセビは、枝や葉、花そして実に至るまで全ての部位に有毒成分が含まれているので、地面に落ちた花や果実なども口にさせないように配慮が必要です。
ツツジ科の植物に多く含まれる成分『アセボトキシン』や『アセボチン』『アセボクエルチトリン』などの有毒成分が葉や茎に多く含まれており、花には『クエルセチン』と呼ばれる麻痺を引き起こす成分が多く含まれています。
アセビを食べたことによる症状
人間がアセビを食べて死亡した事例はほとんどありませんが、腹痛などの消化器系に影響がでることが多いようです。
犬が食べた場合、よだれの量が極端に増えたり、下痢、嘔吐などの症状が出ます。
多量に食べなければ致命的になることは少ないですが、症状が出たタイミングで早めに病院に連れて行かないと危険です。アセビを食べたと思ったら、症状が出ていなくても動物病院にすぐに連れて行くようにしましょう。
ペットにアセビを食べさせないための方法

ここまでアセビのペットへの影響について解説しましたが、この記事を読んで『アセビを食べてしまわないか心配になった・・・』という場合は以下の方法で、アセビが身近に無いかチェックしてみるのがおすすめです。
- アセビを身近な場所に植えない
- アセビのある公園や散歩道に立ち入らない
1|アセビを身近な場所に植えない
そもそもペットがいるご家庭で庭木にアセビを植え付けしている方はいないと思いますが、もし自宅の敷地内にアセビの木がある場合は愛犬のために木を撤去することも考えた方が良いと思います。
葉を食べることは無くても、落ちた花や実を口にする可能性はあるので、危険なリスクは先に摘んでおく方が安心できます。
2|アセビのある公園や散歩道に立ち入らない
アセビの毒性について初めて知ったという方は、愛犬との散歩コースにアセビの木が無いかチェックしておくことも大事な対策方法です。
アセビは『公園の敷地内』や『道路の脇』など意外にも身近な場所に生えていることがあります。
地域のアセビを探し出す必要はないので、いつも散歩で訪れるコース上にアセビが無いか改めて確認しておくと安心です。
もし散歩コースにアセビの木を見つけることができれば、散歩コースを変えることができますし、アセビの木があることを知っているだけでも気を付けることができるので充分対策になります。
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