ドラセナ・コンシンネの葉が垂れるのは枯れる前兆？その原因と対策方法を紹介

ドラセナ・コンシンネは数あるドラセナの品種の中でも特に人気のある品種ですよね。

育てやすさもありますが、なんといっても細長い葉が広がる姿がとてもステキでお部屋に飾るととても雰囲気が良いです。茎を曲げて仕立てることもできるので、様々な育て方が楽しめます

そんなドラセナ・コンシンネを何年も育てていると、葉が下向きに垂れてなんだか元気が無い状態になってしまったという方もいるのではないでしょうか？

今回はそのような状態になる主な原因と解決策についてまとめてみました。参考になれば嬉しいです。

ドラセナ・コンシンネの葉が垂れる原因と対策方法

ドラセナ・コンシンネの葉は上の写真のように逆立つようにシャキっと立ち上がっているのが特徴です。

葉が「ヘニャッ」としているのは株になんらかの異常が出ているサインになるので至急原因として考えられることを見つけるようにしましょう。

考えられる主な原因は以下の３点です。

1｜水切れを起こしている

ドラセナは気温が高くなると成長活動が活発になります。その分鉢の中の水分をたくさん吸収するので、水切れはとくに夏場には注意したいところ。

葉が萎れてきたばかりのタイミングで水を与えることができればすぐに葉の状態は復活しますが、そのまま1日程度放置してしまうと過度の乾燥ストレスがかかり葉先から枯れ込んでくるので注意が必要です。

春や秋の水やり頻度と同じように考えていると気温の上昇とともに水切れを起こしやすくなるので、こまめに鉢の表土の乾き状態はチェックするようにしましょう。

鉢の土の上にチップなどでマルチングする場合があると思いますが、その場合は土の表面の状態が把握しにくいので特に注意が必要です。

土の中の水分量が分かるツールもあるので必要に応じて使ってみるのもおすすめ。

2｜根腐れを起こしている

根腐れは鉢の中の水分が長時間とどまってしまうことによって起こる植物の根の障害です。

• 物の株と比較して大き過ぎる鉢を使っている
• 発根させたばかりの苗木に水を与えすぎている
• 必要以上に水を与えすぎている

主にこのようなことで根腐れを起こしてしまうケースが多いですね。

ドラセナの場合、冬はほとんど成長活動をしないため通常通りの水やりをしてしまうと常に鉢の中が湿った状態になり根腐れを起こしやすくなります。

鉢の中の土は常に湿っていればよいのではなく適度に乾燥した状態も必要です。

植え替えした場合の株や挿し木して発根したばかりの株などは、まだ根から上手に水分を吸収できないため、土の状態を見ながら水やりをする必要があります。一定の間隔で水やりをするのも危険なのでまずは土の状態チェックを行ったうえで水やりを行いましょう。

3｜日照不足

ドラセナは比較的耐陰性がある植物ですが、太陽の光がほとんど入らない部屋の奥にばかり置いておいたのでは、株が弱々しくなってしまいます。

多くの植物は日照不足に太陽と葉や茎がひょろひょろと間延びした状態になり陽の光を探します。

日の当たらない室内に置いておく場合でも、日中は明るい窓際などで日向ぼっこさせるのがおすすめ。

日が当たらず光合成が行えないと水分の消費もおのずと少なくなるので、そこに水やり頻度が多かったりすると先ほど説明したように根腐れを起こす可能性が高まります。

まとめ

この記事ではドラセナ・コンシンネの『葉が垂れてしまう』という症状で考えられる原因とその対応方法について解説しました。

ドラセナはとても丈夫で育てやすい植物ですが、水やりや日当たりなどの基本的な管理方法を見直すことでトラブルを少なくすることができます。

植物のトラブルは葉や土の状態をチェックすることで早期発見することができます。日々手をかけてあげることが一番大切ですね。