【ドラセナの育て方】屋外の地植え栽培方法｜時期や植え付け場所などについて解説

色とりどりの葉がとても美しいドラセナは観葉植物としてとても人気ですよね。丈夫で育てやすいという点から園芸初心者の方にもおすすめの観葉植物です。

多くの方はドラセナを鉢に入れて室内で育てていると思いますが、中には地植えで育ててみたいという方もいるのではないでしょうか？

そこで今回は、ドラセナを地植えで育てるための条件や植え付け時期などの情報を分かり易くまとめてみました。

自身の住む地域がドラセナの地植えが可能かどうかもチェックしながら、参考にして頂けたら嬉しいです。

ドラセナの耐寒性｜屋外に地植えできる地域はどこ？

ドラセナは亜熱帯・熱帯地方原産の植物なので、暑さにはメチャクチャ強いですがその代わり寒さには弱い特性を持っています。

霜や雪に当たれば間違いなく枯れてしまうので、雪の降る地域で地植えを考えているのなら・・・

• 1年草扱いで冬前に別株を挿し木などで確保しておく
• 霜よけ・保温用として小規模なビニールハウスを設け越冬

このような対策が必要になります。

ドラセナは品種にもよりますが気温が１０℃を下回ると成長活動が弱まり、０℃に近づくにつれて株が枯れ込んでいくので寒い地域で屋外管理するのであればハウスが必須と思います。

ドラセナを地植えする時期

ドラセナを地植えするのであれば気温が２０℃を越えて成長活動が活発になったタイミングで行うのがおすすめ。冬が明けて気温が安定した４月～５月頃に植え付けを行うのがベストです。

真夏に植え付けを行うと強い日差しと高い気温により水分供給が追い付かず葉が萎れてしまう可能性があるので注意しましょう。夏に植え付けするのであれば、しっかり根付くまでの間『日除け』になるものをかけておくなど直射日光に当たらない工夫が必要です。

秋も植え付け管理はしやすい時期ですが、根が成長ししっかり張る前に冬が来てしまうのがネック。

冬越しの準備が整う前に真冬を迎えてしまうと寒さに対応できずに枯れる可能性があるので注意が必要。遅くても９月～１０月には植え付けするようにしましょう。

ドラセナを地植えする場所の選び方について

ここではドラセナを庭に植え付けする際の場所の選び方について解説していきます。

以下のポイントをおさえたうえで植え付け場所を決めると良いですよ。

1｜冬の北風が当たりにくい場所

先ほどもお伝えしましたがドラセナは冬の寒さに弱い植物。

冬は冷たい北西風がどこに住んでいても吹くので、できるだけ北西風を遮ることができる場所を優先して選ぶのがおすすめです。垣根や外壁などのそばに植えるのも良いと思います。

2｜夏の直射日光がほどほど

ドラセナは夏の暑さには強いものの、直射日光にはそこまで耐性があるわけではありません。

我が家の地植えドラセナの中には直射日光をバンバン受けているドラセナもありますが、枯れることは無いものの葉がズタズタになっていて半日陰にあるドラセナの方が葉が美しいです。

せっかく地植えするならドラセナの元気で綺麗な葉を見たいですよね。植え付ける場所は夏の直射日光を一日中浴びない場所が理想的。

3｜高さに制限の無い場所

ドラセナは地植えで何年も育てていると結構な大きさに成長します。

私の自宅庭で育っているドラセナも既に３ｍ近くまで大きくなっているので、剪定する手間がかかったりもしていますよ。

そのためドラセナを地植えするのであれば、高さに制限が無い場所を選ぶのもポイントと思います。

まとめ

この記事ではドラセナを地植えする際に気を付けるべきポイントを中心に解説しました。

まず、ドラセナは寒さに弱い植物のため自分の住む地域が地植えに対応できる場所なのかどうかは必ず確認するようにしましょう。

寒い地域で地植えにチャレンジしたい場合は霜や雪を避けられる小型のビニールハウスを使用すると冬越しできる確率が上がります。

植え付けするタイミングは、気温が２０℃を越えた４月～５月頃が最適。そのほかの季節に植え付けするのであれば以下のような配慮が必要になります。

• 夏の植え付け：株が安定するまでは直射日光を避けるようにする
• 秋の植え付け：遅くても９～１０月までに植え付け（遅くなると冬に耐えられない）

ドラセナの地植え場所を選ぶポイントは以下の内容を優先して決めましょう。

この記事の内容が少しでもお役に立てたならうれしいです。

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