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樹勢が強く初心者でも育てやすいモンステラですが、室内管理の植物は水やり頻度が分かりにくいため根腐れを起こしやすい点が悩みどころですよね。
いったん根腐れを起こしてしまうと、株が急激に弱ってしまい最悪枯れてしまうこともあるので注意したいところ。
そこでこの記事では、モンステラの根腐れ症状を発見するために見逃せない兆候についてや、根腐れを予防するために必要な考え方を紹介しています。
まずはじめに、モンステラの根腐れを疑うべき症状を3つご紹介。
根腐れに気付かずにそのまま育てていると、回復させることができないほどに株が弱り切ってしまいます。根腐れは手遅れになる前に早く対処することが重要です。
ここでは根腐れを早く気付くことができるように、モンステラの根腐れに見られる症状を紹介しています。
ご自身のモンステラにこのような症状が無いかチェックしてみて下さいね。
モンステラが元気な状態であれば、葉は濃い緑色をしています。
それが根腐れを起こしている状態だと水分や養分が正常に吸収できないため、葉の色が黄色く変色してくることが多いです。
元気な状態のモンステラの葉や茎はピンッと張りがありますが、根腐れを起こしていると葉や茎に元気が感じられなくなります。
具体的には、葉が弱々しく下に垂れさがっている状態になったりします。
水やりを忘れて、水切れを起こしている時にも似た状態になりますが、水の管理をしているのにも関わらず症状が改善しない場合は、根腐れを疑ったほうが良いです。
根腐れを起こすと葉が黒ずんだり、モンステラの株元が黒くなる症状が出ます。
茎が黒くなる状態はかなり根腐れが進行している状態。黒い部分を指で押して茎がブヨブヨしているようならすぐに株を掘り出して必要な処置を行いましょう。
モンステラの根腐れは冬に起こしてしまうことが多いです。
その理由は、冬の休眠期に普段通りの水やりを行ってしまうからです。
モンステラは気温15℃を下回ってくると成長活動が弱まるので、水分や養分をあまり必要としなくなります。
そのような休眠状態のモンステラに対して普段通りの水やりを行ってしまうと、鉢の土の水分が過剰になりモンステラの根が傷んでしまうので注意が必要です。
それでは根腐れを予防するための正しい管理ポイントについて紹介します。
水やりは鉢の表土が乾いたタイミングで行うのが基本。
夏場はモンステラが活発に活動するので毎日のように水やりが必要ですが、気温が下がるにつれて水やり頻度は少なくなっていきます。
冬場は土の表面が乾いてから2、3日経過した後で水やりをしたとしても全然問題ないので、根腐れ防止のために鉢の表土が乾いてから3日程度経過してから水やりするのがおすすめです。
モンステラはとても生育が旺盛な観葉植物です。1~2年植え替えをしていないと鉢の中が根でいっぱいになり根詰まりを起こしていることが多いです。
鉢植えの底をチェックして、モンステラの根が飛び出しているようであれば根詰まりを起こしているサインなので、早めに一回り大きな鉢に植え替えするなどの処置が必要になります。
根詰まりを放置していると根から水を吸収することができないため、土の中の水分が過剰になり易くなるので根腐れを起こす危険性が増します。
肥料の与え方でも根腐れリスクが高まることがあるので注意が必要です。
モンステラへの施肥は基本的にモンステラが良く成長する春から秋にかけて行いますが、冬場に肥料を与えたり、過剰な量の肥料を与えてしまうことはNG。モンステラの根が肥料焼けを起こしてしまいます。
根が肥料焼けを起こすと水分や栄養分を吸収することができなくなり、最悪根腐れを起こして植物は枯れてしまいます。
肥料はもちろん必要ですが、適正な時期と分量を守って使用するようにしましょう。
モンステラが植えてある土の状態についても気にするようにしましょう。
観葉植物の土や赤玉土などの市販されている土を使っていても、数年間鉢に入れて使っていると土が詰まって水はけが悪くなることがあります。
水はけが悪い土を使って観葉植物を育てていると、土の水分が滞留してしまい根腐れを起こしやすい環境になってしまいます。
モンステラの場合1~2年で鉢の中が根詰まりするケースが多いので、そのタイミングで土の入れ替えを行うのが良いと思います。
定期的に土の様子をチェックして、気になるようであれば新しい土に入れ替えてあげましょう。
最後に、もしモンステラが根腐れしてしまった場合の対応についてです。
根腐れをおこしてしまった場合・・・
このような手順で腐った根を排除したあと、新しい土に移し替えましょう。
根をいじってしまっているので株が完全に復活するかどうかは根腐れの度合いによります。この処置のあと管理しながらしばらく様子を見てあげましょう。
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