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モンステラの最大の特徴といえば、大きな葉に入った切れ込みですよね。
ほかの植物を見てみても、同じような形状の葉形はなかなか例がないんじゃないかと思います。
でも、育てている方の中には『モンステラの葉の切れ込みが無くなってしまった』とお困りの方もいるのではないでしょうか?
正常な切れ込みある葉が展開されない理由は、主に管理方法に原因があることがほとんどです。
この記事では、モンステラの葉に切れ込みが入らなくなる4つの原因についての解説とその対処方法を紹介しています。
まるで虫食い跡のようにも見えるモンステラの葉ですが、この葉は新芽の時点で形付けられています。
切れ込みが無い葉にあとから穴が開いてできている訳ではないんですよね。
なので、モンステラの葉がいつ割れるのか待っていても展開した葉が形を変えることはないのであらかじめ知っておきましょう。
新芽の時点で切れ込みの形が決まって出てくることから、切れ込みの有無は育てている環境に左右されると考えられています。
このあとは、モンステラに切れ込みのある葉が出ない4つの主な原因を解説しています。
モンステラの葉に綺麗な切れ込みが入らなくなるのは主に4つの原因があります。
小さい苗を園芸店などで購入した場合はこの原因がほとんどだと思います。
モンステラの株がまだ小さく未熟な場合、切れ込みのある葉は展開しないです。
挿し木や茎伏せなどでモンステラを増やしてみると分かりますが、最初のうちは切れ込みの無い『ハート型』の葉が展開されます。
まずはモンステラの成長を楽しみながら株を大きくしていきましょう。
今まで切れ込みのある葉が展開していたモンステラが、急に葉が小さくなったり切れ込みが無くなった場合には根詰まりを疑ってみましょう。
根詰まりの確認方法は、鉢を持ち上げて底を見るとすぐに分かりますよ。
底からモンステラの根が飛び出しているのであれば根詰まりしている可能性があるので、早めに1周り大きな鉢に移し替えましょう。
根詰まりを放置していると根から水分や養分が十分に吸収できなくなってしまい、最悪根腐れや生育トラブルにつながる恐れがあります。
ただ、冬の植え替えはモンステラにダメージを与えてしまうので、冬が明けて気温が15℃を切らなくなった頃に行う方がベターです。
モンステラは熱帯ジャングルに自生する植物なので、高温や湿度に強い性質を持ちます。
その反面寒さや乾燥には弱いため、冬時期やエアコンを使う季節は管理に注意が必要です。
寒さや乾燥などでモンステラにストレスをかけてしまうことで株が弱り、展開する葉が小さくなったり切り込みが無くなっていたりする場合があるので気を付けてあげましょう。
乾燥対策としては、エアコンの風を直接当てないように注意したり、葉水をこまめに与えるようにすると良いですよ。
耐陰性が強いモンステラですが、全く陽に当たっていないとさすがに株が弱ってしまいます。
植物は葉や茎を作るために光合成を行う必要があるので、少なからず太陽の光は必要なんですよね。
モンステラも日照不足になると、陽の光を求めてひょろひょろと弱々しい株に育ってしまいます。
そうすると、葉の元気がなくなり切り込みのある大きな葉も展開できなくなるので、置き場所を再検討してみることをおすすめします。
日照不足でモンステラの葉が小さくなってしまったり、ひょろひょろ徒長してしまっている方は下の記事を参考にモンステラを復活させてあげて下さい。
モンステラの葉に切り込みが入らなくなる原因について解説しましたが、総じて言えるのはモンステラに合う管理方法を行うということ。
モンステラの負担になる上記のポイントに気を付けながら、管理に適した場所で育てるようにしましょう。
まだ小苗の場合は成長とともに葉も大きくなり切れ込みも次第に出てくるので、引き続き手をかけてあげて下さいね。
最後に、モンステラの葉に切れ込みが入っている理由について解説します。
もともと熱帯ジャングルに自生するモンステラの現地でのスタイルは、気根を木に絡ませながらどんどん木の上の方に向かって伸びていくというもの。
そうすると新しい葉が展開しては上を覆っていくので、地面近くを這っている下部のモンステラの葉には太陽の光が当たりにくくなっていきます。
上部の葉が下部の葉を覆う形となって日光を遮るようになるわけですね。
そこでモンステラは、葉に切れ込みや穴をあけるように変化し下部の葉にも日光が当たるように変化していった、と言われています。
他にも、葉の形状のメリットがいくつかあります。
モンステラの葉の独特な形状は、厳しい環境の中で生き残るために獲得した独自の仕組みというわけです。
今回はモンステラの葉に切れ込みが入らない・割れないと悩んでいる方のために、原因と対処法をまとめてみました。
成長不足ということが意外と多いと思いますが、根詰まりをチェックしても問題なさそうな場合には育てている環境や方法をもう一度見直してみると良いと思います。
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