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金木犀（キンモクセイ）が育つ北限はどこ？｜沖縄から北海道までの分布と名所スポットについても紹介
金木犀を庭先で育てたいと思っている方の中には、耐寒性や冬越しについて心配されている方も多いのではないでしょうか。
金木犀栽培の北限がどの辺りまでなのか…私も興味があったので、生育可能なエリアがどの地域なのかを調査してみました。
自身の住む地域で庭植えすることが可能かどうかが分かるので良かったら参考にして下さいね。
目次
金木犀の特徴
| 一般的な呼び名 | キンモクセイ |
| 別名 | － |
| 和名 | 金木犀 |
| 英名 | fragrant olive |
| 学名 | Osmanthus fragrans var.aurantiacus |
| 分類 | シソ目・モクセイ科・モクセイ属 |
| 形態 | 常緑広葉樹 小高木 |
| 大きさ | ４ｍ～１８ｍ |
| 開花時期 | 9月～10月 |
| 原産国 | 中国 |
| 日当り環境 | 日なたを好む |
| 耐寒性 | やや弱い |
| 耐暑性 | 強い |
金木犀の名前は木の樹皮が動物のサイ（犀）の足の形状に似ていることから中国で『木犀』と名付けられ、【ギンモクセイ】の白い花色に対して、本種のオレンジ色の花色を金色に見立てたことがこの名前が付けられた由来とされています。
日本には江戸時代に中国から渡来し、その後挿し木によって全国各地に植栽が広まったとされています。
金木犀が育つ適正な地域はどこ？
金木犀は寒さに若干弱い性質があるので、より温暖な気候で育てる方が生育も早くて育てやすいです。
国内で言えば沖縄県や九州エリアでの栽培が、平均気温も高く日照時間も長いため最も適していると言えますね。
とはいえ、本州や東北で育たないという訳ではありません、続いては金木犀が育つ北限について解説します。
金木犀が育つ北限はどこ？北海道は栽培可能？
以前は、金木犀は東北地方から生育が難しくなるとされていましたが、現在は温暖化の影響からか青森県までの栽培実績があります。
金木犀が寒さに弱い性質があると言っても、亜熱帯植物のように寒さにメチャクチャ弱い植物ではないようです。
苗木は耐寒性が備わっていない状態です。寒い地域で庭植えする場合は木がある程度大きくなるまでは鉢で管理するようにしましょう。
北海道での金木犀の庭植えについて
結論から言うと金木犀は北海道では育つことが困難です。
金木犀は日照時間が長いことが重要な条件ですが、北海道の冬は曇天が多く日照時間も短いことが多いため、金木犀が育つ環境を作ることが困難なのがその理由です。
雪や寒さが本土の生育条件と大きく違うことから、もし木が育ったとしても開花させることが難しい可能性もあります。
気温が低い点や日照時間の短さが理由で樹体の成長速度もゆっくりなので、なかなか成木にまで成長できません。
成木に成長しなければ冬越しする力も花を付けるエネルギーも不足してしまうので、やはり北海道で開花育成させることは難しいと思います。
現に、北海道で金木犀を育てている方の情報を得られなかったので、開花まで至らせることは困難なのだと推測されます。
金木犀が見られる全国のスポットまとめ
金木犀は各地の自然公園や河川敷など様々な場所で見られますよね。
ここからは金木犀が見られる全国の名所スポットの一例をまとめてみました。開花時期になったら近くにある金木犀スポットを訪れてみてはいかがでしょう。
まとめ
今回は金木犀が育つのに適した地域と栽培の北限について解説しました。
北海道では育成や開花させることが難しいですが、本州以南であれば実際に育てている実績もあるので、これから庭植えを検討している方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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