金木犀(キンモクセイ)は虫がつきやすい?毛虫などの害虫対策と注意すべき病気について解説

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三大芳香木の一つに数えられる、とても甘い香りの花が咲く金木犀。

何年も育てていると大きく育つため非常に丈夫で樹勢が強い花木なのですが、栽培するうえで害虫や病気に注意しないと樹勢を弱めてしまう可能性があるので注意が必要です。

今回の記事では金木犀を育てるうえで知っておく必要のある『金木犀に集まる害虫』と『金木犀が気を付けるべき病気』についてまとめています。

対策・予防方法についても書いていますので、ぜひ参考にして下さいね。

目次

金木犀の特徴

一般的な呼び名キンモクセイ
別名
和名金木犀
英名fragrant olive
学名Osmanthus fragrans var.aurantiacus
分類シソ目・モクセイ科・モクセイ属
形態常緑広葉樹 小高木
大きさ4m~18m
開花時期9月~10月
原産国中国
日当り環境日なたを好む
耐寒性やや弱い
耐暑性強い

金木犀の名前は木の樹皮が動物のサイ(犀)の足の形状に似ていることから中国で『木犀』と名付けられ、【ギンモクセイ】の白い花色に対して、本種のオレンジ色の花色を金色に見立てたことがこの名前が付けられた由来とされています。

日本には江戸時代に中国から渡来し、その後挿し木によって全国各地に植栽が広まりました。

寒さに若干弱い性質があるため東北南部までが栽培の北限と言われています。

秋にオレンジ色の花が咲くととても甘い香りがあたりに広まります。『ジンチョウゲ』『クチナシ』と合わせて日本の三大芳香木と呼ばれる花木です。

金木犀につく害虫

金木犀
金木犀につく害虫
  • アザミウマ
  • アブラムシ
  • エカキムシ
  • カイガラムシ
  • 毛虫
  • コガネムシの幼虫
  • シャクトリムシ
  • ハダニ

アザミウマ

別名スリップスとも呼ばれ、主に花に寄生することが多いため『花の害虫』として知られています。

花以外に葉にも寄生し葉や花の表面組織を壊しながら吸汁する害虫です。そのため花が奇形して開花しなくなることもあります。

花が咲き終わった花がらに寄生するので、大量発生を予防するためには花がらをこまめに摘み取って処分するのが効果的です。

大量発生していまった場合は『オルトラン』などの殺虫剤を使用して駆除するようにしましょう。

アブラムシ

新芽や葉の裏側に寄生して吸汁する害虫です。

数匹程度では大した影響はありませんが、生育環境が良いとどんどん寄生するアブラムシの数が増殖していくので早めに除去するのがおすすめです。

エカキムシ

ハモグリガやハモグリバエの幼虫の呼び名です。

葉の表面に小さな幼虫が入り込み、絵を描くように葉の表面を食害していくのが名前の由来。

大量に発生すると多くの葉が食害されるため、光合成ができなくなり樹勢が弱まってしまうので注意しましょう。

少数であれば手で葉の中のエカキムシを潰せばよいですが、数が多い場合は浸透性のある殺虫剤で一気に駆除するのがおすすめです。

カイガラムシ

貝殻のような殻を被り吸汁する害虫です。

排泄物によって枝葉が黒くなってしまう『すす病』を起こしたり、病気を発症させてしまう場合があります。

毛虫

蛾の幼虫で葉を食害してしまう。まだ小さいうちに薬剤で一斉に駆除してしまうのがおすすめ。

コガネムシの幼虫

コガネムシの幼虫は地中に潜り、根を食害する害虫。

小さな株がコガネムシの被害を受けると、根が弱って枯れてしまうケースがあるので注意が必要です。

シャクトリムシ

新芽を好んで食害する害虫です。新芽が伸びている時期に大量発生すると、新しい芽が一気に食べられてしまいます。

木を揺すると、糸を垂らして落ちてくるのでそこを捕獲して処理するのがおすすめです。

ハダニ

葉などから樹液を吸汁する害虫で葉裏に多い。

身体の色は赤や黄緑色が多く、大きさは1mm以下という非常に小さなクモの仲間。

5~10月によく発生し、特に梅雨明け~9月頃の高温乾燥期に繁殖するおそれがあります。

対策としては水に弱い性質があるので定期的に霧吹きなどで水をスプレーしてあげると予防することができます。

金木犀を育てるのに注意すべき病気

ここでは2つの注意すべき病気について解説していきます。

うどん粉病

カビを原因とする金木犀の病気です。

気温が上がり比較的乾燥した時期に発症することが多く、そのまま放置していると葉に細かい粉状の点が出て生育状況が悪くなってしまうので早めの対策がおすすめです。

症状が重ければ、影響が出ている葉を思い切って処分するようにしましょう。

使用する薬剤
ベニカXファインスプレーなど。

褐斑病

褐斑病が起こりやすいのは4~11月。特に6~9月の高温多湿時期は注意が必要です。

下葉から発症し葉に小さな褐色の斑点が出た後、大きく広がって葉が枯れてしまいます。その結果生育が悪くなってしまいます。

発症した葉は根元から切除してごみとして処分するか焼却処分をする。

使用する薬剤
トップジンM水和剤
ダコニール など

予防するためには枝が混み合わないように剪定を行い、株が蒸れないように管理する。

また、鉢植えの場合は水やり頻度に気を付けて根腐れを起こさないように注意しましょう。

まとめ

今回の記事では金木犀につく害虫と病気についてと、その対応策を紹介しました。

害虫や病気を駆除・予防する場合、まずは金木犀の木の状態を日々チェックすることで様子の変化に気が付くことができます。

金木犀を長い年月元気に育てたいのであれば、今回紹介した害虫や病気から悪い影響を受けないように日々の管理がとても重要と言えます。

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