金木犀（キンモクセイ）に与えられた怖い花言葉｜別名・学名・魔除けの効果がある詳しい由来についても解説

９月に入り秋になるとオレンジ色の花をたくさん咲かせてくれる金木犀。

甘くてしっかりとした香りが楽しめるので庭木として育てている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、そんな金木犀につけられた花言葉や別の呼び名、魔除けの効果があるとされる詳しい由来などについてまとめてみましたので、読んでいただけたら嬉しいです。

金木犀の特徴

金木犀の名前は木の樹皮が動物のサイ（犀）の足の形状に似ていることから中国で『木犀』と名付けられ、【ギンモクセイ】の白い花色に対して、本種のオレンジ色の花色を金色に見立てたことがこの名前が付けられた由来とされています。

日本には江戸時代に中国から渡来し、その後挿し木によって全国各地に植栽が広まりました。

寒さに若干弱い性質があるため東北南部までが栽培の北限と言われています。

秋にオレンジ色の花が咲くととても甘い香りがあたりに広まります。『ジンチョウゲ』『クチナシ』と合わせて日本の三大芳香木と呼ばれる花木です。

金木犀には別名はあるの？

一般的に金木犀はどの地域でも『キンモクセイ』の名前で流通し、栽培されていることが多いですが、金木犀の特徴から以下のような別名が付いているので少し紹介しますね。

『九里香』の名前は、金木犀の花の香りが九里離れた遠い地までも届くという、花の香りが強い特徴から付いた別名になります。

旧暦の八月は「桂秋」と呼ばれていますが、これには桂花（金木犀）の香る月という意味で名付けられたとされています。

ちなみに金木犀の学名はOsmanthus fragrans var. aurantiacus。

ギリシャ語で『香りのある花』『芳醇な香り』『オレンジ色の花』という意味を合わせて上記の学名がつけられたようですね。

金木犀はいつの時代でもどこの国でも甘くて強い香りとオレンジの花色は、その特徴とされていることが分かりますね。

金木犀の花言葉

金木犀の花言葉には以下のようなものがあります。

多様な意味の花言葉があって驚きますよね。

因みに『謙虚』という花言葉は、強い香りを放つ割に１つ１つの花はとても小さいことが由来と言われています。

『気高い』『高貴』という花言葉は同じようなの意味合いですが、金木犀の花の甘い香りからも連想されるものでもあり、花が地面いっぱいに散り広がった景色から、地面に金色の絨毯が敷いてあるように見えるということも由来とされています。

金木犀のちょっと怖い花言葉｜隠世（かくりよ）

1つだけ金木犀につけられた少し怖い花言葉があります。

それは『隠世（かくりよ）』という花言葉です。

隠世（かくりよ）とは死後の世界のことを指す言葉。なぜこのような言葉が金木犀につけられたのでしょうか。

その理由は、金木犀の花のの強い香りは邪気を払う効果があると考えられ、昔からお寺や神社に多く植えられていたことが由来だとされています。

死後の世界に近い場所に植えられることが多いことが、この花言葉が付けられた理由のようです。

金木犀が縁起の良い植物と言われる理由

少し怖い花言葉もありますが、金木犀の金色の花は太陽を象徴としていて闇を払う力があるとされていて、とても縁起の良い植物として知られています。

金木犀の花はオレンジ色の可愛らしい姿と人を惹きつける高貴な香りだけでなく、縁起物・魔除けの効果があると言われているため庭木としてとても人気がある花木です。

自宅庭のシンボルツリーとして植える方も多いですが、金木犀は将来樹高が大きくなるので植える場所には少し慎重に決めるようにしましょう。

まとめ

今回は金木犀につけられた花言葉に関する内容をまとめて紹介しました。

金木犀の花の香りには魔除け効果があるとされ、縁起の良い花木として育てる方が多いんです。

興味があれば庭木として金木犀を植えることを検討してみてはいかがでしょうか？

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