ジャボチカバの露地栽培での育て方|耐寒性や実の収穫を早める方法についても解説

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黒い実が幹いっぱいに実る不思議な南国果樹ジャボチカバ。

鉢植えで育てることもできますが、収穫量が木の大きさに比例して増えるので路地植えで育てたいと考えている方も多いですよね。

今回はジャボチカバを屋外で育てるために知っておきたいジャボチカバの性質と露地栽培するためのポイントについて解説していきます。

この記事を読んでわかること
  • ジャボチカバの生育の特徴
  • 露地栽培する際のポイント
  • 実をたくさん付けるための育て方
目次

ジャボチカバの特性|耐寒性や日当たり等

ジャボチカバの実【完熟】

まずは住んでいる地域で地植えが可能なのかどうか、ジャボチカバの生育の特徴について知っておく必要があります。

耐寒性や日当たりなどの生育条件をまとめたので参考にして下さいね。

ジャボチカバの生育条件
  1. 接ぎ木苗でも小苗だと結実までに5~6年近くかかる
  2. 短期間であれば氷点下でも耐えるが無霜地域が理想
  3. アルカリ土壌だと生育が悪くなる
  4. 耐陰性はあるが日当たりは必要

1|接ぎ木苗でも小苗だと結実までに5~6年近くかかる

まず初めに知っておきたいのがジャボチカバの成長の遅さ。

実生苗だと収穫までに10年以上もかかり、結実枝を接ぎ木した苗でも結実するまでに5~6年ていどの年月を要することは知っておきましょう。

もし『すぐにジャボチカバの実を食べたい』『1~2年程度で結実させたい』という場合は、すでに成熟した大苗を購入するしか方法がありません。

結実しているジャボチカバの成木を購入するとなると結構な高額になるので、よく検討して購入するようにしましょうね。

2|短期間であれば氷点下でも耐えるが無霜地域が理想

ジャボチカバは比較的耐寒性がある植物で、株が大きく成長し成木になると一時的な氷点下であれば耐えてくれます。

とはいえ霜や雪に当たってしまうと枯れ込んでしまうので、鉢植えで管理するか小型のビニールハウスを準備するなどして冬越しさせる必要があります。

酸性土壌3|アルカリ土壌だと生育が悪くなる

日本はほとんどが酸性土壌なのでそのまま地植えする場合はそれほど心配いりませんが、土壌改良などを行ってから植え付けする際は注意が必要です。

苦土石灰などのアルカリ資材を使いすぎると、土壌がアルカリ性に傾いてしまうので使用量には気をつけましょう。

ジャボチカバは弱酸性の土壌で充分育つ植物なので、土壌のpH改良というよりは水はけを重視した土壌改良を行う方が効果的と思います。

4|耐陰性はあるが日当たりは必要

ジャボチカバは真夏の直射日光を一日中当たる場所よりも、午前中の数時間ていど日の当たる半日陰の方が元気に育ちます。

日が当たらない時間が長過ぎる場合でも元気に育ちますが、花付きが悪くなるケースが多いので一日数時間程度の日当たりは必要になります。

夕方の西日は樹勢を弱らせるので、午前中日が当たり西日は遮られる場所に地植えするのがベストと思います。

ジャボチカバの露地栽培|果実を収穫するためのポイント

ジャボチカバの花 昆虫が受粉している様子
ジャボチカバの花 昆虫が受粉している様子

最後にジャボチカバを地植えで育てる場合に果実を収穫するために重要なポイントを紹介したいと思います。

ジャボチカバの実を露地栽培で収穫するためのポイント
  1. 早く収穫したいなら苗選びが重要
  2. 幹に日が当たるように定期的に選定
  3. 枝を太くするために芽かき・間引き剪定を行う
  4. 実が食べられないように対策

1|早く収穫したいなら苗選びが重要

露地栽培でジャボチカバを収穫したいのであれば、苗選びが結構重要になります。

先ほども紹介しましたがジャボチカバは生育がとても遅い果樹です。小さな苗だと耐寒性も弱いので大きく育つまでに余計に時間がかかってしまいます。

苗の購入にかけられる予算は人それぞれと思いますが、できるだけ大きな苗を購入するのがおすすめです。

四季なりのジャボチカバの実生苗なら10年生くらいになれば、条件さえ合えばすぐに花を付けてくれますよ。

大苗だと耐寒性もあるので冬の寒さにも耐えて生育してくれるので育てやすいメリットもあります。

ジャボチカバの小葉種
小葉ジャボチカバの小苗|冬で葉先が枯れたものの元気

ジャボチカバにはたくさんの種類がありますが、その中でも葉の小さい『小葉種』は耐寒性が他の品種よりも強いことが知られているので、寒い地域で育てたいという方は小葉種を検討してみると良いですよ。

2|幹に日が当たるように定期的に選定

ジャボチカバの脇芽
ジャボチカバの脇芽と花

日当たりが重要ということは先述しましたが、ジャボチカバは幹からたくさん脇芽を出すのでそのままにしておくと枝葉が増えすぎて幹に日光が当たらなくなってしまいます。

幹に太陽光が当たらなくなると樹勢も弱まるし、花芽をつけにくくなるので日照不足にならないように気を付けましょう。

3|枝を太くするために芽かき・間引き剪定を行う

ジャボチカバの花は、太くなった幹から直接花芽が出てきて開花するという性質があります。逆に言えば幹を太くしなければなかなか花芽があがらないということになります。

枝を太くするためには、不要な芽や枝を切り落とすのが効果的です。

植物は枝分かれが多ければ多いほど、栄養がそれぞれの枝に分散されるため1本ごとの成長が遅くなってしまいます。

ジャボチカバの場合、木の主幹(根に繋がるメインの幹)から次々に芽がでてくるので不要なものはこまめに切り落としておくのがおすすめです。

とくに根元付近から出てくる芽はジャボチカバの生育に影響するので積極的に落とすようにしましょう。

4|実が食べられないように対策

ジャボチカバの結実

ジャボチカバの花は寒くなってきてストレスがかかったタイミングや春先のタイミングで花芽をつけることが多いです。

開花から結実までは1~3か月程度かかるのですが、果実の色が赤紫色になる頃を狙って鳥が食べにくることが多いので注しましょう。

せっかく実が食べられると楽しみにしていたのに、翌朝見たら綺麗にジャボチカバの実が無くなっていた・・・という経験が私自身何度もあります(笑)

鉢植えであれば室内やハウスに入れることで対策可能ですが、地植えで育てる場合は他の生き物に先取りされるリスクが出てくるので保護ネットをかけるなどの対応策が必要になります。

まとめ

今回はジャボチカバを露地栽培する際のポイントをまとめて紹介しました。

ジャボチカバを地植えで育てることができれば、水やりを管理する必要も無くなりますし木も大きく成長するので、より多くのジャボチカバの実を食べることができます。

この記事を参考にして、まずは住んでいる地域でジャボチカバを露地栽培できるのかどうかを確認したうえで実際に育ててみて欲しいと思います。

この記事の要点まとめ
  • 接ぎ木でも小苗だと結実に5~6年かかる
  • 短期間なら氷点下でも耐えられる。でも無霜地域が理想
  • アルカリ土壌はNG
  • 午前中日が当たり西日が遮られる場所に植える
  • 早く収穫したいなら10年生以上
  • 日当たり改善や幹を太くするために剪定必要
  • 実を食べられないように要対策

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